近年話題となっている厚底シューズ。その中でも他を圧倒して販売を続けているナイキの最強シューズ「アルファフライ ネスクト%」
キプチョゲ選手が非公認ながらもフルマラソンで誰も成し遂げたことのない2時間きりを達成した際に履いていたのがこのアルファフライになります。
写真から見てもわかるようにかなりの厚さで国際規定にまで影響を与えまさに性能が証明されたシューズですね
ではではその詳細についてみていきましょう
基本情報
正式名称「ナイキ エア ズームフライ アルファフライ ネクスト%」
値段 | 重さ | アッパー | ソール | プレート |
33,000円(税込み) | メンズ28cm 約230g | フライニット (アトムニット) | ズームエア ズームX | カーボンプレート |
これでもかというほどナイキの技術をつぎ込んでいて究極のシューズといえます。
重さのレビュー
重量に関してはそこそこ感じます。
履いてみるとかなりふわふわした感覚をおぼえました。さすが約4cmの厚みといったところです。
アッパーのレビュー
新素材のアトムニットという素材を用いています。
アトムニットとは、これまで使われていたフライニット素材をのばした状態で蒸気を当て定着させ固めた素材のことを言います。
ですので従来つかわていたフライニット技術を応用したものといえます。
これによりフライニットの弱点であった伸縮性があることで走っている最中にフィット感がなくなることを防ぐことが可能となっています。
実際に走った際にも着地した瞬間のずれは全く感じず、通気性を確保しつつも足に馴染むことができていました。
ソールのレビュー
ソールには前足部にはズームエアが入っており、クッション性と反発性の両立を実現しています。特にこの恩恵を感じる瞬間はある程度体重をつま先にかけてもしっかり衝撃を吸収してくれてなおかつ前への推進力をサポートしてくれることです。
これにより、速いペースでも少ないピッチ(バネを使った走り)で走ることが可能となりあなたの負担を軽くすることにつながます。
それ以外の部分に関してはズームXフォームが使われており、従来の素材より軽く、そして約9割というかなり高水準なエナジーリターンをもたらしてくれます。
基本的に厚みがあると反発が失われるものですが、そこに「カーボンプレート」を仕込むことによって柔らかさと硬さをうまく取り入れ絶妙なバランスを生み出しました。
柔らかく厚みがあるだけではいくらクッション性と反発があったとしても接地時の安定性に欠け、かえって走りづらいことがあります。
うまく推進力に繋げられないのであれば意味がないのですが、そこをクリアしているこのシューズは本当に完成度の高いことがうかがえます。
実際に走ってみた感想
このシューズを履いてスピード練習を行ってみました。
行った練習は1000mのインターバルです。
走ってみてまず最初に感じたことはクッション性が抜群にいいことです。
薄底のシューズと比べると、もはや全くと言っていいほど着地の瞬間の衝撃を感じませんでした。
これまでは着地の衝撃でかなりふくらはぎが疲れていたので、そのふくらはぎの機能はこのシューズで代替可能といえそうですのでかなり楽に走ることができました。
さらに反発があって前への推進力もとても感じられたので自分のバネをうまく温存しながら走ることができます。
私自身はあまりバネがある方ではないので、こうした恩恵が大変ありがたいです。
ただやはり気になるのが重さです。
一定のスピードに乗って走る分には文句の言いようがないくらい素晴らしいシューズだと思います。
ですが、全力に近い動きに持っていこうとした時やペースを切り替える時には重さの分ピッチを出しにくいと感じました。
そういった速く動かすにはトレーニングを積んで、ある程度足を引き上げる筋力をつける必要はあると感じました。
ラストスパートが必要なロードレース、5kmや10kmといった距離ではあまり向かないシューズかもしれません。
ですがマラソンといったいかにハイペースで走りきることができるかが鍵となる大会ではこのシューズは最高のギアとなること間違いなしでしょう。
まとめ
価格:33,000円(税込み)
重さ:230g(メンズ28cm)
アッパー:フライニット
ソール:カーボンプレート・ズームX・ズームエア
特徴:抜群のクッション性と高反発を兼ね備えた完成度の高いシューズ
足の負担を抑えながら、推進力をアシストしてくれる
全力の動きになるとうまく足を回せない可能性あり。
ハイペースで走りきるにはとても優秀
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